マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

大して好きでもない仕事を好きになるには

 大して好きでもない仕事をいかにして好きになっていくか――
 という問いは――
 かなり魅力的だということを――

 きのうの『道草日記』で述べました。

 大して好きでもない仕事を好きになるには――
 どうすればよいでしょうか。

 ……

 ……

 僕の答えは――
 次の通りです。

 ――その仕事をより詳しく知ればよい。

 ……

 ……

 ――大して好きでもない

 ということは、

 ――好きか嫌いか、自分でもよくわかっていない。

 ということです。

 好きか嫌いかは――
 感情です。

 自分では決してコントロールできません。

 好きになるものは、自然と好きになるし――
 嫌いになるものは、自然と嫌いになっていきます。

 そして――
 ありがたいことに――
 仕事の好きか嫌いかというのは、たいていは二律背反です。

 好きだけど嫌いとか、嫌いだけど好きとかいう両価性は――
 こと仕事に関する限りは、あまり生じません。

 好きか嫌いかを決める要因は――
 知識の多少や理解の深浅です。

 自分の仕事ですから――
 もちろん、ある程度は知識をもち、理解をしているはずです。

 が――
 さらに広く知識をもつ――
 さらに深く理解をする――

 そうやって――
 自分の仕事をより詳しく知ることで――
 その仕事の本質がみえてきます。

 それと同時に――

 その仕事に対する自分の「好き」や「嫌い」を――
 より峻烈に見極めることができます。

 ……

 ……

 大して好きでもない仕事を好きになるには――
 どうすればよいか――

 その仕事が嫌いになるかもしれないことを厭わずに――

 とにかく――
 より詳しく知ろうとすることです。

 嫌いにならなければ――
 好きになります。