理想を訴えるのなら――
手法を磨き――
現実と相対するなら――
結果を出す――
これに尽きると思います。
理想を訴えているのに、結果を求めたり――
現実に相対しているのに、手法に拘ったりするのは、
――不合理
といえます。
例えば、
――反戦
について――
反戦を「理想」と思うのなら――
反戦の理念をいかに美しく、印象的に伝えるかが必要になってきます。
反戦を達成するために――
例えば、卑怯な手段や非合法の発想に頼ってはいけないのです。
一方――
反戦を「現実」と思うなら――
反戦を確実に達成するために、何か具体的な対策が必要になってきます。
反戦の理念を伝えるために――
例えば、美辞麗句や巧言令色を弄んでいてはいけないのです。
……
……
このように――
たとえ掲げる題目が同じ「反戦」であっても――
理想を追いかけるのか――
現実と向きあうのかで――
進む過程や至る結末は、まったく違います。
一言でいうなら、
――理想なら手法、現実なら結果
となります。