――性の嗜好の手法が社会規範から逸脱していること
を、
――性倒錯
と呼びますが――
この性倒錯には、呆れるくらいに多くの種類があります。
きのうの『道草日記』で挙げたのは――
ほんの一部です。
ですから――
多くの人々が、
（なんだって、こんなにたくさん、あるんだろう？）
と首をかしげるわけですが――
それは――
たぶん、
――社会規範から逸脱した嗜好の在り方が、きわめて多様性に富んでいるから――
です。
もっといえば、
――人の好奇心の負の側面には、無限の多様性があるから――
でしょう。
正の側面についても――
おそらくは同じでしょう。
……
……
よって――
ここで着目するべきは――
好奇心と性への関心との相性の良さです。
（性的な関心と関連しない好奇心というのは存在しないのではないか）
と――
僕は直感しています。
あるいは、
（どんな関心事にも、何らかの性的な素因が含まれるのではないか）
と――
……
……
――性は、あらゆる物事をからめとる。
と――
僕は思っています。
