マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

銀河フィラメント

 僕らの住む惑星は、天の川・銀河に属していて――
 その天の川・銀河は、他の銀河が50個ほど集まって構成された銀河群に属していて――
 その銀河群は、他の銀河群や銀河群よりも大きな集団である銀河団が集まって構成された超銀河団に属していて――
 その超銀河団は、他の超銀河団と糸状に連なっている――
 ということを――

 ここ数日で学びました。

 ……

 ……

 何をキッカケに――
 そんなことを学び始めたのかというと――

 それは――
 きのうの『道草日記』で述べたように――

 おととい――
 宇宙についての図鑑を広げてみたことでした。

 以前から、「天の川・銀河」とか「銀河団」とかいった言葉を、言葉としては知っておりましたが――
 それら言葉の意味するところを、ある程度、整理して理解できたのは、今回が初めてです。

 ちなみに――
 超銀河団が、他の超銀河団と糸状に連なって構成する巨大構造を、

 ――銀河フィラメント

 と呼ぶそうですが――

 そんな巨大構造をなぜ「フィラメント(糸)」と呼ぶのかというと――

 それら巨大構造、ありえないくらいの遠方から眺めたと仮定したら――
 たしかに超銀河団が糸状に連なっているように――
 人には認識できるからだそうです。

(たしかに糸みたいだ)
 と――
 その銀河フィラメントの模式図をみたときに――
 僕も感じました。

 世の中には――
 ずいぶんと太い糸があったものです。

 ……

 ……

 銀河フィラメントの模式図をみていると――
 何とも不思議な感覚に浸ります。

 細胞の中を顕微鏡で覗いたときの感覚に似ているのです。

 僕は、大学や大学院で医学を専攻しましたから――
 その種の画像は多くみてきました。

(ほとんど見分けがつかない)
 と思います。

 ……

 ……

 僕は――
 どちらかというと――
 無神論者に近いのですが――

 こうした感覚に浸っていると――

(やっぱり、神さまはいるのかな)
 などと思います。