人間(にんげん)を2つに分ける仕方には、
――心と体
以外に、
――男と女
や、
――大人と子ども
もある――
ということを――
きのうの『道草日記』で述べました。
……
……
――男と女
に分けるのは、
――人間は男だけでも女だけでも子孫を残せない。
ということに留意したものでしょう。
男と女とが空間的に並置されている――同じ時代の同じ国や地域に、男と女とが生きている――ことを意識したものです。
一方、
――大人と子ども
に分けるのは、
――人間は大人になる前は必ず子どもであった。
ということに留意したものでしょう。
大人と子どもとが時間的に並置されている――大人として未来に生き、子どもとして過去に生きている――ことを意識したものです。
……
……
簡単にいうと、
――人間のことは、男だけをみてもわからず、女だけをみてもわからず、大人だけをみてもわからず、子どもだけをみてもわからない。
ということです。