マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

人間を2つに分ける(1)

 ――ヒト

 と記せば――
 それは生物種としてのヒトであり、

 ――人

 と記せば――
 それは社会的存在としての人であるのですが――

 あえて「ヒト」と「人」との区別をつけたくないときには――
 僕は、

 ――人間(にんげん)

 と呼ぶことにしています。

 あくまで僕が使っている勝手なルールであって、とくに普遍性はありません。

 ……

 ……

 さて――

 その人間を2つに分けるとしたら――
 どうすればよいでしょうか。

 ……

 ……

 もし、人間の体だけに着眼をするのであれば、

 ――上半身と下半身

 あるいは、

 ――右半身と左半身

 に分けることになるでしょう。

 が――
 人間は、体だけではありませんよね。

 心もある――

 よって――
 人間を2つに分けるとしたら――
 おそらく、

 ――心と体

 に分けるのが――
 もっともオーソドックスです。

 ところが――

 ……

 ……

 先ごろ、

 ――他にも分け方がある。

 というご意見をいただきました。

 曰く、

 ――男と女

 に分ける――
 あるいは、

 ――大人と子ども

 に分ける――
 というものです。

(なるほどな)
 と思いました。