――ヒト
と記せば――
それは生物種としてのヒトであり、
――人
と記せば――
それは社会的存在としての人であるのですが――
あえて「ヒト」と「人」との区別をつけたくないときには――
僕は、
――人間(にんげん)
と呼ぶことにしています。
あくまで僕が使っている勝手なルールであって、とくに普遍性はありません。
……
……
さて――
その人間を2つに分けるとしたら――
どうすればよいでしょうか。
……
……
もし、人間の体だけに着眼をするのであれば、
――上半身と下半身
あるいは、
――右半身と左半身
に分けることになるでしょう。
が――
人間は、体だけではありませんよね。
心もある――
よって――
人間を2つに分けるとしたら――
おそらく、
――心と体
に分けるのが――
もっともオーソドックスです。
ところが――
……
……
先ごろ、
――他にも分け方がある。
というご意見をいただきました。
曰く、
――男と女
に分ける――
あるいは、
――大人と子ども
に分ける――
というものです。
(なるほどな)
と思いました。