――批判的思考
を子どもたちにしっかりと学んでもらうためには、1対1の対応が可能なホーム・スクーリング(homeschooling)しかないのだが――
そのホーム・スクーリングにも、
――教員の確保
や、
――他者との交流
といった難点がある――
ということを――
きのうの『道草日記』で述べました。
よって――
結論としては、はなはだ面白くなくなるのですが――
――学校教育とホーム・スクーリングとを折衷させる。
というのが、現実的な方針となります。
――学校教育の強みを残したまま、ホーム・スクーリングの良さを部分的に取り入れる。
ということですね。
いわば、
――部分的ホーム・スクーリング(partly homeschooling)
とでも呼びうるような方針です。
もう少し踏み込んでいえば、
――親は、基本的には、教育全般を学校にゆだねるのだが、“批判的思考”の教育に関しては、ホーム・スクーリングを行うことによって、自らが担う――学校任せにはしない。
ということでもあります。
現代社会は、インターネット環境さえあれば、“批判的思考”の教育には事欠きません。
インターネットは、様々な情報や知見を瞬時のうちに与えてくれます。
インターネットを使いこなせるようになることで――
“批判的思考”の鍛錬の素地を――完全ではないにせよ――得ることができます。
よって――
親は、学校に対し、
――“批判的思考”をぜんぜん教えてくれない。
などと文句をいっていてはいけない――
ということになります。
――子どもが“批判的思考”を学べるように親が導かねばならない。
と達観をする必要があるのです。