マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「我々以外の知的生命体は存在をしていない」といえるかどうか――この問いが「抜群に面白い」といえる理由

 ――我々以外の知的生命体は存在をしていないために、我々には出会いようがない。

 ということに納得をするには、

 ――物理学

 や、

 ――生物学

 の素養のほかに、

 ――化学

 や、

 ――地学

 の素養も必要である――

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 どういうことか――

 

 ……

 

 ……

 

 要するに、

 ――この宇宙に知的生命体が存在をする期待値が 1 を有意に下回るならば、「我々以外の知的生命体は存在をしない」といえる。

 という理屈がわかるためには、

 ――物理学

 や、

 ――生物学

 の素養だけではなく、

 ――化学

 や、

 ――地学

 の素養も要るということです。

 

 ――物理学

 とは何か――

 

 ごく簡単にいえば、

 ――物体に関する原理を明らかにする学問

 です。

 

 つまり、

 ――知的生命体

 を物体の一種とみなした上で、

 ――我々以外の知的生命体は存在をしていない。

 といえるかどうかを考える――

 そのために、物理学の素養が必要なのです。

 

 一方、

 ――生物学

 とは何か――

 

 ごく簡単にいえば、

 ――「生物」という名の物体を所与のものとした上で、その物体に関する原理を明らかにする学問

 です。

 

 つまり、

 ――知的生命体

 を生物の一種とみなした上で、

 ――我々以外の知的生命体は存在をしていない。

 といえるかどうかを考える――

 そのために、生物学の素養が必要なのです。

 

 以上の理由から、

 ――この宇宙に知的生命体が存在をする期待値が 1 を有意に下回るならば、「我々以外の知的生命体は存在をしない」といえる。

 という理屈がわかるためには、主に、

 ――物理学

 と、

 ――生物学

 との素養が要るのですが――

 それだけでは不十分なのです。

 

 その知的生命体は、物体の一種であると同時に、様々な物質から成り立っている物体であるともみなせます。

 よって、

 ――化学

 の素養も要るのです。

 

 ――化学

 とは何か――

 

 ごく簡単にいえば、

 ――物質に関する原理を明らかにする学問

 です。

 

 また――

 その知的生命体は、生物の一種であると同時に、少なくとも1種は地球で生活をしていることが明らかです。

 よって、

 ――地学

 の素養も要るのです。

 

 ――地学

 とは何か――

 

 ごく簡単にいえば、

 ――地球に関する原理を明らかにする学問

 です。

 

 ――物理学

 ――生物学

 ――化学

 ――地学

 これら4つの領域の素養が混然一体となっている――

 という意味で――

 ――この宇宙に知的生命体が存在をする期待値が 1 を有意に下回るならば、「我々以外の知的生命体は存在をしない」といえる。

 との理屈は、

 ――自然科学的な面白さ

 あるいは、

 ――学際的な面白さ

 が抜群である――

 といえるのです。