マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

主流・中流・傍流:“第三次政権革命”を考える上で――

 21世紀中盤以降に起こると考えられる、

 ――第三次政権革命

 という概念を踏まえるならば、

 ――中流階級

 というときの「中流」の意味を――

 僕らは、もう少し考え直す必要がある――

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 ――上流(王侯貴族や宗教指導者)

 ――中流(上流・中流以外)

 ――下流(農民や賃金労働者)

 という枠組は――

 17世紀のイギリスで起こった、

 ――第一次政権革命

 という概念を踏まえる上では役に立つけれども、

 ――第三次政権革命

 という概念を踏まえる上では、不十分である、と――

 

 なぜならば――

 20世紀中盤以降、

 ――中流

 と、

 ――下流

 との区別が、ほぼ意味をなさなくなっているからである、と――

 

 ……

 

 ……

 

 もちろん――

 ここでいう「政権革命」というのは――

 いわゆる、

 ――市民革命

 のことであり――

 この「市民革命」の「市民」は、

 ――中流階級

 の構成員を指す――

 ということは、きのうの『道草日記』で述べた通りです。

 

 では、

 ――第三次政権革命

 を考える上で――

 僕らは、

 ――上流

 ――中流

 ――下流

 の枠組以外に、どんな枠組を用いたらよいのでしょうか。

 

 ……

 

 ……

 

 僕は、

 ――主流

 ――中流

 ――傍流

 がよい――

 と考えています。

 

 ――主流

 というのは――

 現行の政権を積極的に支える人たちです。

 

 ――傍流

 というのは――

 現行の政権のことを含めて、社会全般のことに広く深く関心をもつことが難しい人たち――あるいは、何らかな事情で関心をもつことがでできないでいる人たち――です。

 

 そして、

 ――中流

 というのは、主流でも傍流でもない人たちを指します。

 

 よって――

 例えば、現行の政権を積極的に支えているわけではない人たち――あるいは、現行の政権に対して批判的な人たち――というのは、

 ――中流

 ということになります。