マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

“第三次政権革命”は遅かれ早かれ起こる

 ――第三次政権革命

 を起こしやすくしようと思ったら、

 ――中流(主流・傍流以外)

 を太らせればよい――

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 ――第三次政権革命

 について簡単に述べ直ししますと――

 

 ――第一次政権革命

 が、17世紀イギリスで、いわゆる中流階級の人々が、王侯貴族や宗教指導者などの上流階級に成り代わり、政権の運営に携わるようになったことと捉えられ、

 ――第二次政権革命

 が、18世紀後半から20世紀中盤にかけて世界各地で、いわゆる植民地の宗主国の主権が弱まり、宗主国以外の国々の主権が強まったことと捉えられるのに対し――

 

 ――第三次政権革命

 は、21世紀中盤から23世紀頃にかけて世界各地で、いわゆる中流階級の人々が、いわゆる旧植民地の宗主国の主権および旧植民地の国々を含む他の国々の主権を一つにまとめてしまうことと捉えられる―― 

 となります。

 

 確認を要する点は――

 

 ――第一次政権革命

 における「中流階級」とは、

 ――王侯貴族や宗教指導者でなく、農民や賃金労働者でもない人々

 のことであり、

 ――第三次政権革命

 における「中流階級」とは、

 ――政権支持者でなく、政権無関心者でもない人々

 のことである――

 という点です。

 

 また、

 ――第一次政権革命

 も、

 ――第二次政権革命

 も既に起こっている革命であるのに対し、

 ――第三次政権革命

 は、これから起こりうる革命である――

 ということも見過ごせません。

 

 ――第三次政権革命

 は、遅かれ早かれ、いずれは起こる、と――

 僕は考えています。

 

 が――

 どれくらい早く起こるかは――

 今後、世界各地で、

 ――中流(政権支持者でなく、政権無関心者でもない人々)

 が、どれくらい太くなっていくかに、かかっているといえます。

 

 世界各地の諸国家で、

 ――中流(政権支持者でなく、政権無関心者でもない人々)

 が太くなり、国家間の垣根を越えて相互の連携が図られるようになれば――

 諸国家の、

 ――主流(政権支持者)

 は細くなり――

 政権は、自然と裁量や権威を失い始め――

 やがて、

 ――超国家共同体

 が成立をするに至る――

 と僕は考えています。