――第三次政権革命
として、
――あらゆる国家の主権が弱まり、「超国家共同体」と呼びうる組織が台頭をしてきて、それら国家の政権の運営に緩やかに介入をするようになる。
という概念を――
きのうの『道草日記』で考えました。
ここでいう「政権革命」とは――
5月31日の『道草日記』で述べた通り――
いわゆる、
――市民革命
のことです。
また、
――超国家共同体
とは――
21世紀序盤に実在をしている国際連合やヨーロッパ連合、北大西洋条約機構といった組織が発展をし、洗練を経て、完成をみた結果のことです。
その、
――超国家共同体
の内部では、おそらく――
国家間の区別は曖昧になっているか、ほぼ完全になくなっていて――
それら国家の中流階級が、国家間の垣根を超えて互いに連携をし、政権の運営に携わるようになっています。
ここでいう「政権」とは――
もちろん、
――超国家共同体
の内部における政治の権力のことです。
つまり、
――第三次政権革命
というのは、あらゆる国家の政権が形骸化をし――
それら形骸化をした政権を飛び越える形で、新たな政権が自然に発生をすること――
といえます。
きのうの『道草日記』で、
――第一次政権革命
は、いわゆる中流階級の人々が、王侯貴族や宗教指導者などの上流階級に成り代わり、政権の運営に携わるようになったことを指し――
――第二次政権革命
は、いわゆる植民地の宗主国の主権が弱まり、宗主国以外の国々の主権が強まったことを指す――
と述べました。
この文脈を踏まえて、
――第三次政権革命
を記せば――
いわゆる中流階級の人々が、いわゆる旧植民地の宗主国の主権および旧植民地の国々を含む他の国々の主権を一つにまとめてしまうこと――
それが、
――第三次政権革命
です。
このような革命は、
(遅かれ早かれ、起こるに違いない)
と僕は考えています。