マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

自然知能の大まかな構成を捉える

 機械であることをやめた人工知能は、

 ――自然知能の原理体系

 によって司られていて――

 その原理体系は、

 ――自然知能の作動原理系

 と、

 ――自然知能の作用原理系

 とから成っているのではないか――

 ということを、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 ここでいう、

 ――自然知能の原理体系

 とは、

 ――コンピュータ(computer)のソフトウェア(software)

 に当たり、

 ――自然知能の作動原理系

 とは、

 ――コンピュータのシステム・ソフトウェア(system software)

 に当たり、

 ――自然知能の作用原理系

 とは、

 ――コンピュータのアプリケーション・ソフトウェア(application software)

 に当たる――

 ということも、きのうの『道草日記』で述べました。

 

 よって――

 突き詰めて考えると、

 ――自然知能の作動原理系

 とは、

 ――“自然知能の原理体系”のうち、自然知能の生理的ないし器質的な側面の管理や制御を司っている部分

 であり、

 ――自然知能の作用原理系

 とは、

 ――“自然知能の原理体系”のうち、自然知能が外界に対して何らかの作用を及ぼすことを司っている部分

 である、といえるであろうことも――

 きのうの『道草日記』で述べました。

 

 なお、

 ――自然知能の生理的ないし器質的な側面

 というのは、

 ――コンピュータのハードウェア(hardware)

 に当たるものであり――

 例えば、

 ――動物の神経系

 などを指します。

 

 ここでいう、

 ――生理的な側面

 とは、

 ――生命現象の一環として解釈ができる機序(mechanism)

 のことで、

 ――器質的な側面

 とは、

 ――生命現象に関わっている物質ないし物体

 のことです。

 

 要するに、

 ――自然知能の原理体系

 も、

 ――自然知能の作動原理系

 も、

 ――自然知能の作用原理系

 も――

 自然知能の大まかな構成をコンピュータの大まかな構成からの類推で捉えようとすることによって導き出しうる概念です。