――夢（ゆめ）の条件（じょうけん）
について――
きのう、のべました。
――自分が心から「面白そう」「ステキだ！」とワクワクできる。
という条件と、
――自分だけでなく、自分の周りの人たちの多くをワクワクさせられる。
という条件との２つです。
これら、
――夢の条件
で、いちばん大切なことは、
――ワクワク
です。
――ワクワクできる。
と、
――ワクワクさせられる。
と――
どちらにも、
――ワクワク
が、ふくまれていますよね。
この、
――ワクワク
がなければ――
夢は本物ではありえない――
……
……
ところで――
――夢は、でっかくなきゃ、つまらない。
という人がいます。
そういう人は、
――夢の条件
として、
――でっかい
を挙（あ）げていることになります。
この考えを――
あなたは、どう思いますか。
……
……
ぼくは、
（だいたいは正しい）
と思います。
が、
（くわしく考えていったら、そんなに正しくはない）
とも思います。
本当は、
――でっかい
が大切なのではなく、
――ワクワク
が大切なのです。
もちろん、
――でっかい夢
が悪いわけではありません。
――でっかい夢
は、自分や自分の周りの人たちを、わりと簡単（かんたん）に、
――ワクワク
させることができます。
だから、
――夢は、でっかくなきゃ――
といっても、とりあえずはよいのです。
が――
本当は、
――夢は、ワクワクさせなきゃ――
というのが、よいのですね。
――でっかい夢でも、ワクワクさせなきゃ、本物の夢ではない――
と――
……
……
――でっかい
が大切なのではなく、
――ワクワク
が大切なのである、ということは――
――夢は、ちっちゃくてもいい。
ということです。
――自分や自分の周りの人たちをワクワクさせるのなら、夢は、ちっちゃくてもいい。
と――
……
……
――ちっちゃい夢
を――
あなたは、どう思いますか。
――でっかい夢
のほうが、よい夢と思いますか。
……
……
それを問う前に――
そもそも、
――夢が、でっかい。
とか、
――夢が、ちっちゃい
とは、どういう意味でしょうか。
ちゃんとしたいいかたをすると、
――「夢が大きい」とは、どういうことか。
――「夢が小さい」とは、どういうことか。
です。
……
……
このことについて――
あす、考えてみましょう。
『10 歳の頃の貴方へ――』
