マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

夢の大きさ

 ――夢(ゆめ)の大きさ

 について、きのう問いました。

 

 ――「夢が大きい」とは、どういうことか。

 ――「夢が小さい」とは、どういうことか。

 と――

 

 例えば、

 ――日本一周旅行をする。

 という夢や、

 ――全国大会に出場をする。

 という夢があったとして――

 これらの夢を大きくしたら、どうなるのか――小さくしたら、どうなるのか――

 

 ――日本一周旅行をする。

 という夢を大きくしたら、

 ――世界一周旅行をする。

 となるでしょう。

 

 反対に――

 小さくしたら、

 ――都道府県一周旅行をする。

 となるでしょう。

 

 同じように、

 ――全国大会に出場をする。

 という夢を大きくしたら、

 ――世界大会に出場をする。

 となり――

 小さくしたら、

 ――都道府県大会に出場をする。

 となるでしょう。

 

 このとき――

 何が変わっているのか――

 

 たぶん――

 夢に関わる場所の広さや狭(せま)さや――

 夢に関わる人たちの数の多さや少なさが――

 変わっているのです。

 

 つまり――

 その夢に関わる場所が広くて、関わる人たちの数が多ければ、大きな夢であり――

 その夢に関わる場所が狭くて、関わる人たちの数が少なければ、小さな夢である――

 ということですね。

 

 このように考えていくと――

 夢は、大きくなればなるほどに、叶(かな)えるのが難(むずか)しくなると、わかります。

 

 その夢に関わる場所が広くて、関わる人たちの数が多ければ――

 その分、遠くへ行ったり、遠くから帰って来たり、いろいろな人たちに認(みと)めてもらったり、いろいろな人たちに助けてもらったりする必要があるので――

 叶えるのが難しくなるのは、当たり前のことのように思えます。

 

 反対に――

 夢が小さくなればなるほどに、叶えるのは易(やさ)しくなる――

 

 かぎられた場所を行ったり来たりすればよく、かぎられた人たちに認めてもらったり助けてもらったりするればよいからです。

 

 要するに、

 ――夢の大きさ

 とは、

 ――夢の叶えにくさ

 と、ほぼ同じなのです。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』