マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

ちっちゃい夢

 ――夢(ゆめ)の大きさ

 は、

 ――夢の叶(かな)えにくさ

 と、ほぼ同じである――

 ということを、きのう、のべました。

 

 よって、

 ――夢は、でっかくなけりゃ、つまらない。

 というのは、

 ――夢は、叶えにくくなきゃ、つまらない。

 という意味になります。

 

 たしかに――

 簡単(かんたん)に叶えられてしまう夢は、つまらないかもしれませんね。

 

 が――

 とても叶えられそうにない夢というのも、

 ――同じように、つまらない。

 と、いえるでしょう。

 

 よって、

 ――夢は、でっかくなきゃ、つまらない。

 というのは、ともかくとして――

 

 ――夢は、とにかく、でっかけりゃ、いい。

 というのは、あきらかに、まちがいです。

 

 なぜならば――

 それは、

 ――夢は、とにかく、叶えにくけりゃ、いい。

 という意味であるからです。

 

 そんなバカなことはありません。

 

 夢について深く考えていくと――

 この真実に行き当たります。

 

 2日前に――

 ぼくは、

 ――「夢は、でっかくなけりゃ、つまらない」というのは、くわしく考えていったら、そんなに正しくはない。

 と、のべました。

 

 その理由は、

 ――夢は、とにかく、でっかけりゃ、いい。

 というのが、あきらかに正しくないからです。

 

 この真実に気がつくと――

 

 ――ちっちゃい夢

 のことが気になり始めます。

 

 ――ちっちゃい夢

 というのは――

 いいかえると、

 ――叶えやすい夢

 ということです。

 

 よって――

 もし、

 ――ちっちゃい夢

 つまり、

 ――叶えやすい夢

 で、しかも、

 ――自分や自分の周りの人たちをワクワクさせることができる夢

 というのがあれば――

 それは、

 ――でっかい夢

 つまり、

 ――叶えにくい夢

 よりも、ずっと意味がある――

 と、いえます。

 

 夢で大切なことは、

 ――でっかい

 でも、

 ――叶えにくい

 でもなく――

 

 ――ワクワク

 であるからです。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』