マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

どうしたら赤ちゃんができるの?

 ――恋(こい)

 の話をしています。

 

 ――あの人と、いつまでも一緒(いっしょ)にいたい。

 という熱い思いが、

 ――恋

 である、と――

 3月7日に、のべました。

 

 ……

 

 ……

 

 実は、

 ――恋

 の話をするときには――

 どうしても、さけて通れない話があります。

 

 ――何のために恋をするのか。

 という話です。

 

 ……

 

 ……

 

 ――あの人と、いつまでも一緒にいたい。

 というのが恋でした。

 

 この熱い思いは、

 ――心

 ではなく、

 ――体

 の反応である――

 とも、のべました。

 

 ――体

 は、なぜ、

 ――あの人と、いつまでも一緒にいたい。

 という反応を起こすのでしょうか。

 

 ……

 

 ……

 

 勘(かん)の良い人なら――

 わかるでしょう。

 

 答えは、

 ――赤ちゃんを授(さず)かるため――

 です。

 

 人は、新たな命を宿すために恋をします。

 

 恋をした人と、いつまでも一緒にいると――

 そのうちに、新たな命が宿るのです。

 

 さまざまな理由のために――

 どうしても新たな命が宿らない、ということもあるのですが――

 

 たいていの場合は――

 男の人と女の人とが長く一緒にいると――

 女の人の体の中に新たな命が宿ります。

 

 が――

 

 ただ一緒にいるだけでは――

 新たな命は宿りません。

 

 ――赤ちゃんの授かり方

 というのが――

 あるのですね。

 

 ……

 

 ……

 

 ――あ、その話、聞きたかった!

 という人――

 いませんか。

 

 ――この前、お母さんに、「どうしたら赤ちゃんができるの?」って聞いたら、答えてくれなかった。「そのうちに、わかるわよ」っていわれて……。わからないから、聞いてるのに――

 と――

 

 ……

 

 ……

 

 実は――

 世の中の多くのお母さんは――

 子どもから、

 ――赤ちゃんの授かり方

 をきかれると、困(こま)ってしまいます。

 

 お母さんだけではありません。

 お父さんも、お祖母(ばあ)さんも、お祖父(じい)さんも、そうです。

 

 だからなのでしょう。

 

 ――赤ちゃんの授かり方

 は、学校では教えないことになっているそうです。

 

 が――

 教えている学校もあります。

 

 少なくとも――

 ぼくが 30 年以上前に卒業をした中学校では――

 ちゃんと先生が教えてくれました。

 

 そのとき――

 ぼくは、12 歳か 13 歳でした。

 

 そのときのことを――

 ぼくは、今でも、ありがたく思っています。

 

 だから――

 ぼくも、ちゃんと、のべようと思います。

 

 いいですか。

 

 のべますよ。

 

 男の人と女の人とが、

 ――性交(せいこう)

 という行いをすると――

 女の人の体の中に新たな命が宿ります。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』