マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

未知の物事の見つけ方:暗黙知の具体例(5)

 ――暗黙知(あんもくち)

 が、いくつくらいあるのかと思って――

 ここ何日かで、数えていますね。

 

 ――意識(いしき)の働かせ方

 ――世の中の捉(とら)え方

 ――体の動かし方

 ――外国語の使い方

 ――物事の創(つく)り方

 のほかに、

 ――人の心の捉(とら)え方

 がある――

 と、きのう、のべました。

 

 もう、ないでしょうか。

 

 ……

 

 ……

 

 ――未知の物事の見つけ方

 が挙げられます。

 

 ――未知の物事を見つける。

 というのは、

 ――これまでに、だれもみつけたことがない物事をみつけ、調べ、わかったことをほかの人たちにも知らせる。

 ということです。

 

 ――未知の物事

 のなかには、おおざっぱにいって、

 ――目に見える未知の物

 と、

 ――目に見えない未知の事

 との2つがあります。

 

 ――物事の創り方

 で分けたときと同じような分け方です。

 

 ただし――

 ここ数十年のうちに、

 ――目に見える未知の物

 の数は、かなり減りました。

 

 ――未知の物のうち、目に見える物は、だいたい見つけ出されてしまった。

 ということです。

 

 最近では、

 ――顕微鏡(けんびきょう)

 であるとか、

 ――望遠鏡

 であるとかいった精密(せいみつ)な機械を使わないと見つけ出せなくなっています。

 

 それも、ただの顕微鏡や望遠鏡ではなくて――

 かなり特殊な顕微鏡や望遠鏡です。

 

 一方、

 ――目に見えない未知の事

 は、まだまだ数多く残っているように感じられます。

 

 ――目に見えない未知の事

 として挙げられるのは――

 例えば、

 ――法則(ほうそく)

 とか、

 ――原因(げんいん)と結果(けっか)との関係

 とかいったことです。

 

 ――目に見えない未知の事

 は――

 それを見つけ出そうとする発想に、いろいろな工夫を加えることによって――

 これからも、数多く見つけ出すことができるように感じられます。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』