マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

これからの 10 年間の過ごし方

 ――暗黙知(あんもくち)

 の具体例として、

 ――意識(いしき)の働かせ方

 ――世の中の捉(とら)え方

 ――体の動かし方

 ――外国語の使い方

 ――物事の創(つく)り方

 ――人の心の捉(とら)え方

 ――未知の物事の見つけ方

 の7つを挙げました。

 

 もちろん、

 ――暗黙知

 の数え方は簡単(かんたん)ではなく――

 

 細かく数えていけば、いくらでも細かく数えていけるのですが――

 

 もし――

 できるだけ大まかに数えていくのなら――

 これら7つくらいに絞(しぼ)られるように思います。

 

 ほかにもあるかもしれません。

 

 きっと、あるでしょう。

 

 が――

 あったとしても、話のポイントは変わりません。 

 

 ……

 

 ……

 

 さて――

 みなさんは、これら7つの――もしくは7つ以上の――暗黙知のうち、どれを選んで手に入れようと思いますか。

 

 とくに――

 いわゆる、

 ――大人

 になるまでの、あと10年くらいの間に――

 どれを選んで手に入れるか――

 

 ……

 

 ……

 

 ――意識の働かせ方

 は、すでにほとんどの人が手に入れているはずです。

 

 ――意識の働かせ方がわかる。

 というのは、

 ――物心(ものごころ)がついている。

 と、ほとんど同じ意味です。

 

 また――

 いわゆる

 ――大人

 になるためには、

 ――世の中の捉え方

 が、ある程度(ていど)はわかっていないといけません。

 

 みなさんのほとんどは――

 いわゆる、

 ――大人

 になることを当然のことと受け止めているでしょうから――

 

 この、

 ――世の中の捉え方

 という暗黙知を手に入れないという方針(ほうしん)は、まず、ありえないでしょう。

 

 そして――

 まだ、10 才くらいのうちは――

 この、

 ――世の中の捉え方

 の暗黙知をまだ手に入れていない人が、ほとんどです。

 

 ですから――

 ほとんどのみなさんは、すでに、

 ――意識の働かせ方

 を手に入れ終えていて――

 これから、

 ――世の中の捉え方

 を手に入れ始めているところです。

 

 毎日、学校に通っている理由も――

 ほとんどは、それです。

 

 では――

 これら2つの暗黙知以外をどうするか――

 

 例えば、

 ――体の動かし方

 や、

 ――外国語の使い方

 や、

 ――物事の創り方

 や、

 ――人の心の捉え方

 や、

 ――未知の物事の見つけ方

 をどうするか――

 

 これら5つの――あるいは、5つ以上の――暗黙知のうちの、どれを手に入れようとして、どれを手に入れようとしないのか――

 その決断が――

 これからの 10 年間の過(す)ごし方に深く関わってきます。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』