マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

人の心の捉え方:暗黙知の具体例(4)

 ――体験をくりかえすことによって、自然に知ったり、わかったりすること

 を、

 ――暗黙知(あんもくち)

 といい、

 ――意識(いしき)の働かせ方

 ――世の中の捉(とら)え方

 ――体の動かし方

 ――外国語の使い方

 のほかに、

 ――物事の創(つく)り方

 がある――

 と、きのう、のべました。

 

 ほかにも何かあるでしょうか。

 

 ……

 

 ……

 

 ――人の心の捉(とら)え方

 が挙げられます。

 

 ――人の心を捉える。

 とは、

 ――感動をもたらす。

 ということです。

 

 ――感動をもたらす。

 ということには、

 ――言葉を使って感動をもたらす。

 ということと、

 ――言葉以外の物事を使って感動をもたらす。

 ということとの2つがあります。

 

 さらに、

 ――言葉を使って感動をもたらす。

 には、

 ――書き言葉を使って感動をもたらす。

 と、

 ――話し言葉を使って感動をもたらす。

 とがあり――

 

 ――言葉以外の物事を使って感動をもたらす。

 には――

 例えば、

 ――絵を使って感動をもたらす。

 や、

 ――音を使って感動をもたらす。

 や、

 ――体を使って感動をもたらす。

 などがあり――

 細かく挙げていったらキリがありません。

 

 これらをすべてひっくるめて、

 ――人の心を捉える。

 です。

 

 これをすべてひっくるめる、ということは――

 例えば、

 ――書き言葉を使って感動をもたらす。

 ということと、

 ――体を使って感動をもたらす。

 ということとの間には、根本的な違(ちが)いはない――

 ということです。

 

 ――体を使って感動をもたらす。

 ということができる人は、

 ――書き言葉を使って感動をもたらす。

 ということもできるか――

 仮に、できなくても、ある程度(ていど)の練習をすれば、すぐにできるようになる――少なくとも、10,000 時間はかからない――

 ということです。

 

 『10 歳の頃の貴方へ――』