マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

真夏だというのに鼻水が

 真夏だというのに鼻水がとまらない。

 あとから、あとから――
 ボタぼたボタと垂れてくる。

 本当に、

 ――ボタぼたボタ

 と垂れてくる。

 僕は、子供の頃からアレルギー性鼻炎を患っていて――
 鼻水の量は半端ではない。

 ――水道の蛇口をひねるように――

 といえば、大げさに過ぎるが、

 ――鼻血が垂れるように――

 というのなら、全然、大げさではない。

 原因は、ハウスダストのようである。
 もしかしたら、冷房も絡んでいるのかもしれない。

 というのは――
 先々週に、ちょっと部屋の掃除をやってから、以後、ちょっとエアコンで体を冷やしただけで、

 ――ぼたボタぼた

 と垂れてくるようになった。

 クシャミも連発している。

 今は社会人になったので、それほどでもないが――
 学生の頃は、こうした症状が本当にイヤであった。

 なぜ学生の頃はイヤであったかというと――
 講義のときである。

 講義の最中に、クシャミや鼻水が出ると大変なのだ。

 目の前で講師が話をしているのに――
 これみよがしに席を立つわけにもいかない。

 だから、一生懸命ガマンするのだが――
 ガマンしきれるものではない。

 そのうちに、

 ――クシュン、クシュン、クシュン

 ――ボタぼたボタ

 となる。
 実際には、

 ――グァシャオン、グァシャオン、グァシャオン

 ――ボタぼたボタ、ボタぼたボタ、ボタぼたボタ

 という感じだ。

 その講義がビデオで録画されているときなどは、シャレにならない。
 僕のクシャミや鼻水の音までが記録されることになる。

 学生でなくなって、本当に良かったと思っている。