昨日は、いわゆるエイプリル・フールでしたが――
ネットでは、あちこちのサイトで、いかにもそれらしいウソがバラまかれていたようです(笑
当然でしょう。
エイプリル・フール的なウソは、ネットには書きやすいですからね。
皆でハンドル・ネームを使い合うなど、微妙な仮想空間が演出されているからでしょう。
ネットが今ほど一般的ではなかった頃は――
エイプリル・フールでウソをつくのも一苦労でした。
下手に迫真のウソをついて、
――ふざけるな!
と怒られてみたり――(笑
そういえば、10年くらい前に――
大手新聞社が、特集記事を装って、派手にエイプリル・フールのウソをついたことがあります。
外国の元要人などを政府高官として招く案が霞ヶ関の水面下で議論されている、と――
例えば、ロシア(ソ連)のゴルバチョフ氏などの名が候補に挙がっている、と――
それを真に受けたバイト先の同僚が、
――すげ~!
と唸っておりました。
――日本の政府も、なかなかやるな。
と――
僕が、
――いや、あれはエイプリル・フールですよ。
と教えてあげると、
――なんだ、騙された……。
と苦々しくコボしていましたっけね。
心の底からガッカリしていたようです。
怒りも多少はあったはずです。
ちなみに――
その同僚は今、霞ヶ関で幹部職員をやっていますが――(笑
今にしても思えば、自分が理想とする職域のウソだったからこそ――
コロっと騙されてしまったのでしょうね。