マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

迷ったら何も買わない

 本屋さんに入って、あれこれと資料を探すときがあります。

(これは入門書としては良さそうだな)
 とか、
(これは引用できる箇所が多そうだな)
 とか――
 あれこれと頭を働かせながら資料を探すのですが――

 様々な書籍を手にとって斜め読みをしているうちに――
 手にとった全ての書籍を買ってしまいたくなることがあるのです。

(ええい、面倒! ゼンブ買ってやる!)
 という具合に――

 もちろん、そんな風にして全ての書籍を買っていたら、おカネがいくらあっても足らないわけですから――
 決して、そんなことはしませんが――(笑

 が――

 そうやってヤケを起こしそうになってしまったときに、結構、有効そうな対抗処置があることに気付きまして――
 それは、

 ――敢えて何も買わない。

 というものです。

 何も買わない――
 敢えて空振りに終わらせる――
 これです。

 結局、数日後とかに再び本屋さんに来ることになるのですが――
 つまり、二度手間になることは、ほぼ確実なのですが――
 それでもいいのです。

 なぜなら、二度目に来たときには、どれが本当に必要な書籍かが、よくわかるようになっていますので――
 それだけ、自分の頭の中が整理されるということですね。

 だから、二度手間になっても、
(ま、いいか)
 と思えるのです。

 ありがちで単純な結論ですが――
 これが、かなり有効なのですよ。

 つまり、

 ――押してダメなら引いてみろ。

 ってことですよね(笑