最近、仙台市街のあちこちな界隈で、カフェを探索中なのですよ。
「カフェ」というのは、いわゆるグローバル・チェーンのカフェとかではなく――
そこに1カ所しかないユニークなカフェのことです。
昨今は、どうも広い間取りのカフェが、はやっているようなのですね。
どこのカフェも、窓は大きく、光に溢れ、実に広々とした空間がしつらえられています。
そういうカフェもいいのですが――
僕が気になるカフェは――
窓は小さく、ほの暗く、ちょっと手狭なくらいのものです。
カウンターの奥では、人柄に味のあるマスターが、人懐っこい笑顔で悠然と構えている――
そこで出すコーヒーは値段は安いのですが、かなりの代物で、みんな、気を使って実際の値段よりも高く支払う――
そのマスターに、そのカフェをいつまでも続けて欲しいから、みんな、そうしている――
そういうカフェです。
まあ、現実にはありえませんけどね、そんなカフェは――
虚構の造り物でございます(笑