僕は、どうも喋りが苦手です。
喋っていると――
ついムダな言葉が挟まってしまうのですよ。
スリムなスピーチというものが、なかなかできない――
自分の話が録音され、それを聴き返すようなことが、ごくたまにあるのですが――
そういうときは、
(うわ~)
と思います。
(なんてムダの多い話なんだ)
と――
(なんて稚拙な話し方なんだ)
と――
どうやったら喋りのムダを取り除けるのでしょうか――
文章のムダなら、推敲を繰り返せばいいですよね。
喋りのムダは、推敲するわけにはいかない――
喋っちゃったら最後、もう訂正はきかないのですから――
喋りの巧い人の話をきくと――
本当にスゴいと思います。
まるで喋る前に推敲を繰り返しているかのようなムダのなさ――
あれは、いったいどうやったら、できるようになるのでしょうか。
もしかして、喋りながら推敲を繰り返しているのか――
まさか――(笑
これは僕の予想ですが――
喋る直前に一度だけ推敲をしているような気がするのですよね。
つまり、推敲は一発勝負――
もちろん、清書も一発勝負――
どちらにせよ――
一発勝負に強くないと、喋りに強くはなれませんよね。
そういえば――
僕は子供の頃から一発勝負が苦手でした(苦笑