昨日の都議選の結果が盛んに報じられています。
国政との関連について、です。
都議選では民主党が躍進し、都議会の第一党となりました。
自民党および公明党の与党は議席の過半数を維持できず、都議会での主導権を失いました。
つまり、与党が負けた選挙であったのですが――
これを各種報道機関が、
――自民、惨敗――
と伝えているのですね。
なかには、
――大惨敗
という言葉を使ったものもありました。
(そんなにスゴい負け方だったの?)
と思って議席数をみてみると――
たしかに、自民党は議席数を減らしています。
が、その減り方は、
48議席 → 38議席
です。
減少率は20.8%にすぎません。
大した減り方ではありませんよ。
これを「大惨敗」という感性は、どうかしています。
40%も50%も減ったのであれば、たしかに惨敗かもしれませんが――
それでも大惨敗ではありません。
「大惨敗」なら70~80%は減っていないと――
自民党の敗戦に慣れていないのは、自民党や自民党支持者だけではないようですね。
報道機関の人たちも、ぜんぜん慣れていないみたいです。