相手を傷つけたくなくて、自分も傷つきたくなくて――
それなのに――
あるいは、それゆえに――
かえって相手を傷つけてしまう、ということがあるようですね。
本当に、あるようです。
少なくとも虚構の世界では、よくあることです。
小説やマンガや映画やTVドラマでは、しばしば描かれています。
で――
きのうまでの僕は、
(そんなバカみたいなことは虚構の世界のお約束であって、現実の世界には実際にあるわけがない)
と思っていたのですが――
実際にあるのですね――現実の世界にも――
ゆうべ、それを自分でやってしまいました。
傷つけたくない相手を傷つけてしまった――自分も傷つきたくなかったがゆえに――
落ち込みました。
久々に落ち込みました。
10年ぶりくらいに――
現実の世の中は、僕が思っていた以上に、複雑で厄介で、手に負えない代物ですね。
ふう。