人は、探求をしたがるか、創造をしたがるかの、どちらかであると感じます。
探求というのは、何か新奇のものを探し求めて動き回ることです。
創造というのは、一カ所に落ち着いて何かを造り上げることです。
探求型の人は、危険をかえりみず、何事にも果敢に挑戦し続けます。
創造型の人は、危険をさけ、成果を確信できるまで計画を練ります。
考える前に動く人が探求型で――
動く前に考える人が創造型でしょう。
探求型は拙速にみえますが――
創造型は臆病にみえます。
どちらが人間らしい性格であるとか、どちらが社会に貢献できるとか、そんなことはありません。
どちらも人間らしい性格であり、どちらも社会に貢献できます。
が――
一方の型の人が他方の型の人を激しく非難する様子は珍しくありません。
――お前は拙速だ!
とか、
――この臆病者が!
とか――
単に型が違うというだけの話です。
不毛ですね。