小学校の頃、
――数字の「1」と「7」とは間違えやすいから、しっかりと書き分けなさい。
と叱られたものですが――
最近は、「1」と「4」とを間違えることがあるのですよ。
どうやって「1」と「4」とを間違えるのかと――
不思議に思われる向きもあるかもしれません。
「4」の縦の線以外の部分――「∠」の部分――を薄く書いてしまうと「1」にみえるのですね。
とくに、書いたものをコピーするときなどはテキメンです。
「1」なのか「4」なのか、書いた本人でさえ、本当にわからなかったりします。
背景にあるのは、
――「1」と「4」なんて間違えっこないさ!
という過度の安心感でしょう。
どんなミスも思い込みが下地になっているのですよね。