話をしているうちに、考えがまとまるということは、よくあることです。
逆に――
話をしなかったら、いつまでたっても、考えがまとまらない――
例えば、ある企画を練っていて――
その案について、誰かに話をしていれば、自然と企画書ができあがるけれども――
その案について、ただ一人で頭を捻っているだけでは、いつまでたっても企画書はできあがらない――
そういうことです。
一見、無為なお喋りが、創造の源になるということは――
創造という営みの本質を見極める上では、重要です。
創造は――
何かを組み立てようと思ったり、作り上げようと思ったり、調えようと思ったりしたら――
できないでしょう。
何かを組み合せよう――混ぜ返そう――掻き乱そう――
そう思ったときに、初めてできること――
それが創造だろうと思います。