マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

本当に「無私の心」があるかどうかよりも

 政治家は、

 ――無私の心があるかどうか。

 が生命線です。
「無私の心」とは、

 ――自分の利害を省みず、他者同士の利害の調整に奔走しようとする態度

 のことです。

 当然のことですね――政治とは利害の調整のことなのですから――

 ただ――
 ここに一つのポイントがあって――

 それは――
 本当に「無私の心」があるかどうかよりも、「無私の心」があるように振る舞えるかどうかのほうが、より決定的な生命線である――
 ということです。

 政治家もまた、見かけで判断されます。

 とくに民主主義の世の中では、

 ――有権者の前での見かけ上の振る舞いが全てである。

 といっても、過言ではありません。

 有権者は見かけに騙されないように努めなければなりませんね。