マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

誰かの心を動かそうと思ったら

 誰かの心を動かそうと思ったら――
 その人の心が動きだそうとする瞬間を逃がさないことです。

 どんな人にも、心の動きだしそうときはあります。
 人生の転機、何か大きな事件の起こったあと、思いがけず琴線に触れたとき――
 そういった瞬間をとらえて、その人の心に働きかける――

 その働きかけの仕方は、言葉であっても、行動であってもよいでしょう。

 気をつけなければならないことは――
 せっかく心が動きだそうしているのに、その動きを止めてしまうことです。

 配慮の欠いた働きかけをしてしまったばっかりに、心の動きを止めてしまう――

 あるいは――
 適切に働きかけなかったばっかりに、心の動きが止まってしまう――それ以上は動かなくなってしまう――
 そういう顛末を避けることです。