たった一人になる時間というのが、人には大切だと思うのです。
なぜならば――
たった一人になることで、自分自身のことを見つめなおせるから――
誰かと一緒にいたのでは――
必ず自分がみえなくなる――
誰かと一緒にいると――
その「一緒にいる誰か」のことを、ついみてしまう――
自分という視点で、みてしまう――
誰とも一緒にいなければ――
最初は、もちろん誰のこともみえないけれども――
そのうちに、誰かのことがみえてくる――
その「誰か」とは――
ほかならぬ自分――自分自身の後ろ姿が、みえてくる――
おそらくは、自分という視点を忘れることで――
そのように思えるものですから――
僕は、たった一人になる時間というのを、大切にしたいと思っています。
煩雑な日常に追われていると――
つい忘れてしまうのですがね。