マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

たった一人になる時間

 たった一人になる時間というのが、人には大切だと思うのです。

 なぜならば――
 たった一人になることで、自分自身のことを見つめなおせるから――

 誰かと一緒にいたのでは――
 必ず自分がみえなくなる――

 誰かと一緒にいると――
 その「一緒にいる誰か」のことを、ついみてしまう――
 自分という視点で、みてしまう――

 誰とも一緒にいなければ――
 最初は、もちろん誰のこともみえないけれども――
 そのうちに、誰かのことがみえてくる――

 その「誰か」とは――
 ほかならぬ自分――自分自身の後ろ姿が、みえてくる――
 おそらくは、自分という視点を忘れることで――

 そのように思えるものですから――
 僕は、たった一人になる時間というのを、大切にしたいと思っています。

 煩雑な日常に追われていると――
 つい忘れてしまうのですがね。