マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

主観的な時間感覚が客観的な時間経過よりも

 のんびり一人で休憩をしていたら――
 なかなか時間がすぎていかないのですね。

(あら、まだ、こんな時間?)

 壁にかかっている時計の針が、なかなか進まない――

(幸せだ~)
 と感じました。

 だって、まだゆっくり休憩できるから――

 が――
 現実は、そんなに甘くはありません。

 その壁にかかっていた時計が遅れていただけだったのですね。
 電池切れ――

 マンガみたいなオチですが――
 僕が気になったのは、時計が遅れていることに気づく前の幸福感のほうです。

 すごく幸せな気分でした(笑

 自分の主観的な時間感覚が、実際の客観的な時間経過よりも遅く進むときに――
 人は、多大な幸せを覚えるのかもしれません。

 たいていは、逆の体験を強いられますからね。

 大人になると、主観的的な時間感覚は、多くの場合、客観的な時間経過よりも早く進むものです。