マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

滑稽と思えるかどうかが

 自分の思い通りにならないときに、人は、つい苛立つものですが――
 それは、あまり賢明ではありませんね。

 世の中には、自分の思い通りになることのほうが、むしろ珍しいのです。

 ですから――
 何かが自分の思い通りにならないときには、

 ――いま私は世の中の真実と向き合っているのだ。

 と思い直すくらいが、ちょうどよいでしょう。

 自分が真実と向き合っているたびに苛立つ姿を自省するというのは、ある種、滑稽です。

 自分を滑稽と思えば、苛立ちも消えてなくなるでしょう。

 それを滑稽と思えるかどうかが、分かれ道なのでしょうね。