誤字や脱字、下手な表現、冗長な段落などは――
意気込んで書いているときほど、たくさん現れます。
少なくとも、僕の場合は、そうです。
(何としても、この内容を文章の形にして残しておきたい!)
と頑張って書いているときほど、違う字を書いたり、一文字ぬかしてしまったり、稚拙な言葉を選んだり、くどい言い回しを用いたり――
気持ちばかりが焦ってしまって、なかなか指や頭がついていかないのでしょうね。
逆に――
文章を形式的に書いているときは、驚くほどに正確かつ的確です。
ほとんどミスがない――
だから――
ひどく意気込んで何か文章を書きたくなったときには――
いったん、
――うお~~!
と頑張って書き上げてしまって、その「意気込み」を十分に解放させてやってから――
翌日あたりに、もう一回、初めから書き直すくらいが、ちょうどよいのです。
本当に、よいのですよ。
これ――
僕は何度か身をもって体験しています。
パソコンのトラブルで、書いていた文章が、まったくセーブできなかったときです。
仕方ないから、もう一回、書き直すわけですが――
書き直して後悔をしたためしがありません。
(こっちのほうが断然いい)
と確信することが、ほとんどなのです。