マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

教育にはゴールがない

 教育にはゴールがない――
 だから面白いのだと思います。

 ここでいう「ゴール」とは、「目標」という意味ではなくて、

 ――終着点

 という意味です。
 教育には、

 ――はい、おしまい!

 といえる段階がありません。

 もちろん――
 そのような段階をムリに設定することはできますが――

 そのように設定したら、その時点で、おそらく――
 教育は本来のあり方を失うでしょう。

 海上をあてもなく漂流する浮遊物をひたすらに追いかける――

 そのようなやるせなさが――
 つねに教育には、つきまとうと思うのです。

 もちろん、その「浮遊物」は、ただ、いつまでも「漂流」しているのではなくて――
 そのうちに「船」になったり「島」になったりするわけですが――