食べたいものを食べたいときに食べられないというのは――
僕の場合――
けっこう、あとに尾を引きます。
(ああ~、あんとき、あれがホントに食べたかったのにな~)
と――
いつまでもウジウジと悔やんでしまったり――
――食べられる楽しみを、あとにとっておけた!
というふうな逆転の発想が――
僕は、できないのですね。
それだけ――
食へのこだわりが強いのでしょうか。
……
……
いや――
そうでもないと思うのですよね。
むしろ、食へのこだわりは弱いほうだと思います。
……
……
では、なぜ尾を引くのか。
その問いに――
なかなか答えを出せなかったのですが――
きょう――
答えが出ました。
……
……
おそらく――
食へのこだわりが弱いからこそ、尾を引くのです。
僕の場合――
何かを「食べたい!」と思ったら――
もうさっさと、そのときに食べてしまって、その問題を片付けてしまいたいのです。
その問題をどこかに大事にとっておいて、あとで、じっくり取りかかろう――
そんなふうには、どうしても思えないのです。
もし、食へのこだわりが強ければ――
たぶん、わけもなく「あとで、じっくり……」と思えるのではないでしょうか。
……
……
このことは――
もちろん食に限った話ではないでしょう。