人の世のことは、万事、
――ほどほどに――
が必須です。
むしろ、「ほどほどに」であってはならないことを探すほうが難しい――
ほとんど、すべてのことは――
例えば、おカネのこと、遊びのこと、仕事のこと、恋愛のこと、育児のこと、人付き合いのこと、健康管理のこと――
すべては、ほどほどにでとどめておくのがよいでしょう。
ですから――
人の世のことで、
――Aは、ほどほどに済ませるべきだ。
という主張がされたときには――
きわめて反論しにくい――
――Bは「ほどほどに」ではまずい。徹底的にやるべきだ。
だったら、反論しやすいのですが……。
「Aは、ほどほどに済ませるべきだ」といわれたら――
議論は、なかなか活発化しませんね。
皆が、
――そりゃ、そうだろう。
で終わってしまう――
議論を始めるときは、気をつけなければいけません。