きのうの『道草日記』で述べたように――
僕がビジネスの2つの系統――利益追求型と損害抑制型と――を厳しく区別することの意義の1つは、
――意図的な脱法・不正・悪用に手を染めないこと
ですが――
それだけが意義なのではないと考えています。
少なくとも、もう1つ意義がある――
それは、
――ビジネスのモチベーションが維持しやすくなること
です。
ビジネスで最も難しいことは何か――
色々な答えがありうると思いますが――
僕は、モチベーションの維持であろうと考えています。
経理的には何とかなっても、体力的には何とかなっても、人員的には何とかなっても――
気持ちが追いつかなければ――
ビジネスは立ち行かなくなるのです。
その「気持ち」を前向きに張りつめたままの状態に保つには――
自分のビジネスの系統を常に意識することです。
自分が携わっているビジネスは利益追求型なのか、それとも損害抑制型なのか――
そして――
今の自分の置かれている局面は、利益の追求なのか、それとも損害の抑制なのか――
この現状判断を正しく行い続けることで――
人は自分が携わっているビジネスへの「やる気」を失わずに済むと、僕は考えています。
当然のことながら――
その現状判断が正しく行われているにも関わらず、「やる気」を失っているという状況があるのであれば――
それは、
――潮時
ということです。
何ら躊躇することなく自分のビジネスを終えてしまっていいのです。
後悔を残すことはありません。