マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「仕事は仕事、家庭は家庭」の区別をなくしてみて

 今月の10日から、『道草日記』でビジネスのことばかりに触れてきました。

 僕がビジネスに興味をもった直接のきっかけは、

 ――ビジネスで大成功を収めている人の中には、結婚や子育てで大失敗をしている人がいるらしい。

 という話を耳にしたからです。

 そのとき、
(おそらく、逆のパターンもあるに違いない)
 と直感しました。

 すなわち、

 ――ビジネスで大失敗を繰り返し、結婚や子育てで大成功を収めている。

 というパターンです。

 ビジネスでも結婚や子育てでも大成功を収めたり、そのどちらでも大失敗をしてしまったりというのは――
 そんなに意外性を感じさせないと思うのですが――

 どちらかで大成功、どちらかで大失敗というのは、
(え? なんで?)
 と思わず身を乗り出してしまうくらいに意外ですよね。

 こうした意外性は――
 結婚や子育てもビジネスの一種とみなした上で――
 それらビジネスのモチベーションを維持することや、ふつうの失敗を恐れないこと、別次元の失敗(意図的な脱法・不正・悪用)は恐れること――
 などの重要性を考慮すれば――
 ある程度は想定的に説明できます。

 いつの時代でも、

 ――仕事は仕事、家庭は家庭

 という線引きが当たり前に受け入れられてきましたが――

 この区別をいったんなくしてみて――
 すべてをビジネスとして幅広くとらえ直してみることで――
 ビジネスの本質が見えてくると思います。

 その「本質」のことを、僕は、

 ――ビジネスの土台

 と呼びたいのです。