いわゆる一流の人たちの上をいく超一流の人たちというのは――
心のどこかに狂気を秘めている、と――
僕は思っています。
その狂気が――
その人たちを偉大たらしめている、と――
狂気を正(ポジティブ)に作用させることによって――
超一流の活動を始めたり、超一流の業績を残せたりするのですね。
ただし――
いくら正に作用させているとはいえ――
狂気は狂気ですから――
それら超一流の人たちを、“超一流”とは知らずに、軽く一瞥しただけでは、
(なんか、ヘンな人……)
と見誤ってしまいます。
まあ――
無理からぬことだと、僕は思いますが――
それでも――
恐ろしい……。
超一流の人を、“なんかヘン”と誤解してしまうのは――
“もったいない”を通り越して、“申し訳ない”と、僕は感じます――あるいは、“恐ろしい”とさえ――
……
……
とはいえ――
当たり前のことですが――
超一流の人たちは、その狂気を正に作用させているから、“超一流”なのであって――
もし、負(ネガティブ)に作用させていたら――
……
……
そう思うと――
ちょっと背筋が寒くなりますね。
そういう意味でも、“恐ろしい”といえなくはないでしょう。