マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

“真の毒舌家”であるための条件

 毒舌が嫌われない人には――
 以下の共通点があるのだそうですね。

  1) 笑顔を絶やさない
  2) 悪意を込めない
  3) あとで必ずフォローをする

 裏を返すと――
 これら1)~3)を欠いている毒舌家は、たいていは嫌われる――
 ということでしょう。

     *

 僕は――
 嫌われない毒舌家というのは、自分の毒舌を大して好んではいないのではないか――
 と思っています。

 むしろ、忌々しく思っている――

 本当は望んでいないのに、どうしても毒舌が口を出てしまうから――
 仕方なしに、そのまま口に出している――

 それゆえに――
 上記1)~3)を忘れない――
 咳やクシャミをするときに、忘れずに手で口を覆うように、忘れない――

 そのように留意していることが、

   “真の毒舌家”

 であるための条件ではないかと思っています。

 これに対し――
 自分の毒舌を好んでいるらしい人というのがいて――

 そういう人は――
 たぶん、嫌われる毒舌家です。

 わざわざ頑張って意識して毒舌を口に出していますから――
 つい上記1)~3)を忘れてしまう――

“真の毒舌家”であるためには――
 おそらくは、生来の資質が必要であり――

 その資質を欠いている人は――
 いくら「なろう」と思っても、なれるものではない――
 それが、“真の毒舌家”であろうと思います。