何か新しいことをやろうとする人には――
たとえ、それが間違ったことであったとしても――
どこか知的で爽やかなイメージを抱きますが――
いつも古いことをやろうとする人には――
たとえ、それが正しいことであったとしても――
何となく愚鈍で野暮ったいイメージを抱きます。
極論すれば――
とにかく何か新しいことに手を出そうとしなければ――
人は、良いイメージを醸し出すことが難しいのです。
ここで意識すべきことは――
それが本当に新しいかどうかは、実は、そんなに重要ではなくて――
それを「新しい」と人々に感じさせることができるかどうかが、重要なのです。
知的で爽やかなイメージのあるリーダーには――
この「『新しい』と人々に感じさせること」に巧みな人が少なくありません。
実際には、とくに新しいことに手を出しているわけではないのだけれど――
何となく「新しい」と、皆が思っている――思わされている――
反対に――
愚鈍で野暮ったいイメージのあるリーダーには――
この「『新しい』と人々に感じさせること」に拙い人が少なくありません。
実際には、かなり新しいことに手を出しているのにもかかわらず――
何となく「古い」と、皆が思っている――思われてしまっている――
良いイメージのリーダーになろうと思ったら――
このことを肝に銘じる必要があるでしょう。