マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

良いイメージのリーダーになろうと思ったら

 何か新しいことをやろうとする人には――
 たとえ、それが間違ったことであったとしても――
 どこか知的で爽やかなイメージを抱きますが――

 いつも古いことをやろうとする人には――
 たとえ、それが正しいことであったとしても――
 何となく愚鈍で野暮ったいイメージを抱きます。

 極論すれば――
 とにかく何か新しいことに手を出そうとしなければ――
 人は、良いイメージを醸し出すことが難しいのです。

 ここで意識すべきことは――
 それが本当に新しいかどうかは、実は、そんなに重要ではなくて――
 それを「新しい」と人々に感じさせることができるかどうかが、重要なのです。

 知的で爽やかなイメージのあるリーダーには――
 この「『新しい』と人々に感じさせること」に巧みな人が少なくありません。

 実際には、とくに新しいことに手を出しているわけではないのだけれど――
 何となく「新しい」と、皆が思っている――思わされている――

 反対に――
 愚鈍で野暮ったいイメージのあるリーダーには――
 この「『新しい』と人々に感じさせること」に拙い人が少なくありません。

 実際には、かなり新しいことに手を出しているのにもかかわらず――
 何となく「古い」と、皆が思っている――思われてしまっている――

 良いイメージのリーダーになろうと思ったら――
 このことを肝に銘じる必要があるでしょう。