日常生活が、あまりにも安定していると――
その安定が突然に崩れてしまう可能性を――
ことさらに強く意識してしまいます。
（今は安定しているけれども、ひょっとして運わるく急に何か起こって、とんでもないことになるかもしれない）
などと、思ってしまいます。
日常生活が、多少なりとも不安定ならば――
（頼む～。早く安定してくれ……安定してくれ……安定してくれ……）
と、願ったり祈ったりすることに忙しく――
とくに変なことを意識しないで済むのですね。
ある作家さんが、ひと昔前に、
――毎日、不慣れなことに挑戦していると、毎日が長く感じられ、人生を退屈しないで済む。
というようなことをおっしゃっていたのですが――
僕は――
こう思うのです。
（毎日、ちょっと不安定な生活を送っていると、突然の不幸に脅えることなく、人生を楽しめるのではないか）
……
……
平和ボケも――
ここまでくると――
ちょっと病的ですね～（苦笑
