マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

「何を食べたい?」と訊かれたら

 食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べることの喜びは――
 自分の気持ちを安寧に保つのには、なかなかに強力であろうと思います。

 食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べるとき――
 人は、ひとまず目先の不満や不安、緊張、恐怖、辛苦などの負の感情を、いったんは忘れさることができます。

 裏を返すと――
 食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べることを――
 いつも控えているようですと――

 それだけ、その人の心は乱れやすく、安寧からは程遠くなっていく――
 と、いえるでしょう。

 よって――
 料理を作っている人は、自分が心から、

 ――食べたい。

 と思えるものを、

 ――食べたい。

 と思える分だけ作るようにする――

 そして――
 料理を作ってもらっている人は――
 料理を作ってくれている人から「きょうは何を食べたい?」と訊かれたら、遠慮せずに、本音で思う存分に食べたいものを答えるようにする――

 それが――
 自分の心を安寧に保つコツの一つといえます。

 そうはいっても――
 もちろん、偏食や過食の害は忘れないほうがよいでしょう(笑