マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

混同されることが多いのでは?

 ――恋をする。

 と、

 ――恋をされる。

 との違いは――
 誰にでもわかると思いますが――
 では、

 ――恋をする。

 と、

 ――恋をされて、それに応える。

 との違いは――
 どうでしょうか。

 こうして言葉に表してしまえば――
 つまり、「恋をする」「恋をされて、それに応える」と2つ並べて比べてしまえば――
 いかにも両者は違っているように思えるのですが――

 でも、この2つ――
 僕は、案外、混同されることが多いのではないかと思っています。

 誰かに恋をされ、その恋に応えたい(あるいは、応えてあげたい)と思うとき――
 その人の心に去来するのは、厳密には、恋ではないと思うのです。

 恋のようで、恋ではない――
 それは、感謝や安寧や興奮や誠意で包まれた恋のような何か――だと、僕は思っています。