マル太の『道草日記』

ほぼ毎日更新――

世の中が、どうもギスギスしている

 世の中が、どうもギスギスしていませんか。

 ここ10年くらいでしょうか。

 少なくとも――
 僕は、そう感じています。

 メディアなどで語られる世の中の様子などから――
 あるいは、身近に見聞きする人間関係のエピソードなどから――
 そう感じます。

 ……

 ……

 僕が感じる「ギスギス」の中身を――
 一言でいうとしたら、

 ――議論や討論が減った。

 です。

 代わりに、

 ――悪口や罵倒が増えた。

 ということができます。

 あるいは、

 ――議論や討論の緊迫感が悪口や罵倒の閉塞感と混同されるようになった。

 といっても、よいのかもしれません。

 意見や主張の違いが――
 そのまま人格や個性の衝突になる――それが、僕のいう“ギスギス”です。

 議論を封じたり討論を避けたりする人が多数派になると――
 世の中は“ギスギス”になる、と――
 僕は考えています。

 議論や討論の場が世の中から失われれば――
 人は、どうしても感情に任せて、悪口をいったり罵倒を浴びせたりしたくなるものです。

 ……

 ……

 世の中の“ギスギス”を少しでも緩和しようとするのなら――
 議論や討論の場を少しでも増やすとよいのではないか――

 そう思うことがあります。