人の考えを深く探ろうと思ったら――
その人の発言をきくのではなく、その人の行動をみるのがよい――
といわれます。
たしかに、その通りで――
その人の“何をいっているか”は、ほとんど当てにならなくて、“何をしているか”のほうが、ずっと当てになる、と――
僕も思います。
そういう理解のもとで――
その人の発言や行動に注意を向けていると――
意外にも――
その人の考えを深く探る上で、それなりに当てになることが、他にもあることに――
気づきます。
それは、
――何をいわないか。
です。
同様に、
――何をしないか。
も、それなりに当てになるようです。
……
……
人の発言と行動とを比べるときに――
どうしても――
発言は軽く受け止められ――
行動は重く受け止められがちですが――
発言の表はともかく――
発言の裏になら――
それなりの重みがあるように感じます。