人の発言や所作に対し、
――未熟
と非難をするのは――
賢明ではないと考えています。
例えば、
――きのうの会議での〇〇さんの発言は未熟だ。
とか、
――□□さんの営業先での所作は未熟だ。
というのは賢明ではない――
ということです。
――稚拙
や、
――無粋
に言い換えるのがよいと思っています。
なぜか――
……
……
非難をしている当人は――
あくまで個別の発言や所作を「未熟」と非難しているつもりでも――
非難をされるほうは――
自分を全否定されているように聞こえてしまうからです。
そもそも、「未熟」の主語となりうるのは、「発言」や「所作」ではありません。
――心
であったり、
――人格
であったりします。
それらは――
単なる非難の対象としては、大きすぎるのです。