自宅の近くの市街地を歩きながら――
物騒な空想をしました。
市街戦が繰り広げられる空想です。
TVなどでみたことのある軍装の自衛隊の人たちが――
僕にとっては日頃からなじみのある官公庁のビルの窓から、いつも僕が買物や散歩で歩いている大通りの方に向かって、散発的に銃撃を続けていて――
その銃口の先には――
まったくなじみのない軍装の――たぶん外国の――部隊が激しく銃撃をしかえしている――
そういう空想です。
……
……
10代や20代の頃なら――
そんな空想を、たぶん、
――娯楽
と割り切って楽しむこともできました。
が――
40代の今では、
――悪夢
でしかありません。
思わず、
(頼むから、そんなことにならんように、しっかりやってくれ)
と――
永田町の空の方をみて、念じました。
……
……
それにしても――
……
……
なぜ――
こんな空想をしたのでしょうね。
……
……
先日――
中年期になると――
人は、誰しも、多かれ少なかれ、うつに悩むようになる――
という話をききましたが――
僕も――
決して他人ごとではないようです。